みなさん、ごきげんよう。
一般的に、男性は20歳以降で少しずつ頭皮が薄くなっていき、3人に1人は薄毛を気にしているといわれています。また、近年は女性も薄毛に悩む方が増えており、薄毛治療薬や専門病院も増えています。
薄毛とは
薄毛は、ただ髪の毛が抜けるというだけではありません。寿命を終えた髪の毛が抜けた後、新しい髪の毛が正常に生えてこないことを薄毛といいます。
髪の毛には毛周期と呼ばれるヘアサイクルがあり、成長した髪の毛はやがて抜け落ち、新しい髪に生え変わります。ヘアサイクルは「成長期」「移行期」「休止期」の3期に分けられます。
成長期
成長期とは、髪の毛が生えて成長が止まるまでの期間のことです。約2~6年くらいで、頭皮全体の80~90%を占めます。
移行期
移行期とは、成長が止まって毛根の退化が始まる期間のことです。約2週間くらいで、頭皮全体の1%ほどです。
休止期
休止期とは、毛根が退化してから抜けるまでの期間のことです。約3か月くらいで、頭皮全体の9~14%を占めます。
薄毛の原因
男性ホルモン
男性ホルモンの代表といわれるテストステロン。これは、筋肉やしっかりした体格を作るのに欠かせないホルモンですが、5αリダクターゼという物質と結びつくとジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンを生成します。DHTは悪玉男性ホルモンともいわれ、AGAの原因とされています。
遺伝
遺伝によって引き継がれるのは、5αリダクターゼと男性ホルモンレセプターの感受性です。どちらもAGAと深い関わりがあります。
ストレス
ストレスによって自律神経が乱れると交感神経が優位になり、体が緊張状態となります。すると、血管が収縮して血流が悪化。血流が悪化すると頭皮にまで栄養が行き届かなくなり、薄毛の原因となります。
外的要因
刺激や摩擦によって薄毛が起こることもあります。帽子やヘルメットの着用頻度が高いと頭皮が擦れ、切れ毛や抜け毛を引き起こします。また、刺激の強いシャンプーの使用や髪を洗うときも必要以上に力を入れないよう注意しましょう。
薄毛対策方法
自分でできる薄毛対策は生活習慣を整え、バランスの良い食事を取り入れることです。
それでも改善しない場合は専門家に相談しましょう。薄毛に効果のある市販薬も販売されていますが、やはり専門クリニックで適切な処置を受けることこそが薄毛対策の一番の近道となります。
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