30代後半から悩む方が多いとされている薄毛。最近では10〜20代、男性だけでなく女性でも悩んでいる方が増えています。
ひとえに薄毛といっても、種類や原因はさまざまです。そこで今回は、薄毛の種類や原因、予防法についてご紹介いたします。
薄毛の種類とその原因とは
薄毛は大きく3つに分けられます。
AGA・FAGA
AGAは男性脱毛症のことです。女性の場合はFAGAといわれ、女性男性型脱毛症と呼ばれます。男性ホルモンのジヒドロテストステロンにより、髪の成長が妨げられることで引き起こされます。
女性の場合は女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増加することで抜け毛が促進されるのが特徴です。
円形脱毛症
円形脱毛症とは、いわゆる10円ハゲのことです。
一昔前まではストレスが原因とされていましたが、ストレスは発症のきっかけにすぎません。近年は、髪の毛を作り出す毛包という部分が、自身の免疫システムから攻撃を受けることで発症するといわれています。
脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎から起こる炎症の1つです。脂漏性皮膚炎とは、皮脂の過剰分泌を引き起こす病気のことで、ニキビや炎症、湿疹などの症状が現れます。
それが頭皮に起こることで頭皮の環境が悪化し、抜け毛が進行します。
薄毛に効果のある対策や予防法
薄毛におすすめの対策を3つご紹介します。
生活習慣の見直し
私たちの身体は食事から造られており、髪や頭皮も例外ではありません。
髪や頭皮の栄養のもとになるのはたんぱく質・亜鉛・ビタミンC・ビタミンB群とされています。
髪に必要な栄養素 | 代表的な食べ物 |
たんぱく質 | 肉・魚(動物性たんぱく質)大豆類(植物性たんぱく質) |
亜鉛 | 牡蠣・豚レバー・カシューナッツ |
ビタミンC | 緑黄色野菜・果物 |
ビタミンB | 豚レバー・青魚・バナナ |
ただし、肉や魚には脂質が多く含まれるものがあります。脂質は頭皮の環境を悪化させる原因にもなるため、摂りすぎには注意しましょう。
食事以外にも、睡眠の質が重要です。寝る前のブルーライトを避けたり日中に軽い運動をしたり、湯船につかるなどで睡眠の質は高まります。
また、お酒の飲みすぎやタバコは薄毛に大きな影響を及ぼすため、要注意です。
ヘアケアの見直し
現在使用しているシャンプーやトリートメントの成分はご存じでしょうか?高級アルコール系やオレフィン系の成分がメインのシャンプーは洗浄力が高い分、頭皮に刺激を受けやすくなります。
薄毛に悩む方におすすめは、アミノ酸系のシャンプー。頭皮に必要な皮脂は残しつつ、汚れを落とす効果が期待できます。
クリニック受診
クリニックでは内服薬や外用薬による投薬治療や植毛術、成長因子を頭皮に注射する注入治療などさまざまです。
治療法や治療方針はクリニックによって異なるため、自分に合った薄毛治療を行うクリニックを探す必要があります。また、外科的手術をする場合は高額な費用も必要になります。
薄毛対策を行っても改善が見られない場合は、クリニックの無料カウンセリングで相談してみましょう。
薄毛には早めの対策が吉!
薄毛は進行すればするほど、改善に時間がかかります。少しでも薄毛に悩んでいるようであれば、まずは生活習慣やヘアケアの見直しをしてみてくださいね!
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